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2010年08月04日

濃すぎる15分

今ブログに書きたいことが5つあります。各個撃破で行くしかあるまい!

我々大阪ガンダム学会~Vガンダム研究会は毎月二話づつこの作品をまさに命がけで分析・研究・感動しております。

その研究報告はそれこそ膨大な情報量になるので、今まで避けて通って参りましたが、毒を食らわばファラまでととにかく第13話『ジブラルタル空域』の前半15分だけでもやってみます!

濃すぎる15分

はい、ついにやってまりましたアーティ・ジブラルタル。アーティはArtificialの略で人工的なという意味。宇宙世紀以前からヨーロッパの人と物を宇宙に打ち上げ続けてきた巨大なレール(マスドライバー)を主とする施設(都市?)。宇宙引越公社(PTST)の直轄地であり絶対不可侵の聖域ともされてきたらしい。

濃すぎる15分濃すぎる15分

本隊に先行してジブラルタルに到着したウッソ・オリファー・マーベット(Vガンダム3機のチーム)はレールの麓にMSを隠し、ウッソとオリファーが徒歩でジブラルタルに向かう(途中でタクシーを拾うが)。その目的は引越公社のトップにオリファーが交渉するため。


濃すぎる15分

それに先んじてザンスカール軍のクロノクルはここの責任者マンデラ・スーンと交渉していた。マンデラは『どこの政府の味方もしない』『ここを攻撃したら人類すべてを敵にまわすことになる』とクロノクルの要求をはねつける。その上でクロノクルに『貴方とガールフレンドの分です』とチケットを二枚渡す。


濃すぎる15分

この時ザ軍指令のファラ中佐はMAで強引に着陸してくる(クロノクルの交渉の結果も聞かずに)。このことからクロノクルの交渉は彼の単独というかファラに頼み込んでしたことであり、ファラはそんなもんどうせ通るわけないとあてにもせずMAとMSの二機で乗り込んできたとわかる。


濃すぎる15分

交渉を諦めたクロノクルが『タヌキめ・・・』と言いながら空港ロビーに降りてくるとちょうどウッソとはち合わせる。このとき『なんで子ダヌキがここにいるんだ!』という独り言ちが楽しい。クロノクルを認めたウッソは走り寄ってくるがこの時自然に右手をジャンパーのポケットに忍ばせ”武器持ってるで”とほのめかすウッソの戦闘マシーンっぷりに嫌悪感


濃すぎる15分

クロノクルと入れ替わりにリガミリティアと交渉する引越公社のマンデラ。やたらウッソに親しく、ウッソの両親とはもっと親しかったと語る。ウッソの両親はザ軍の地球侵攻が始まったのを機にここから宇宙にあがったのだとマンデラ。おそらく摘発を逃れてそうしたのだろうが息子のウッソは置き去りだった。

ウッソには母から二枚のチケットが彼に託されており『君は協力者と現れるはずだからとお母さんから預かった』とマンデラ。ウッソの母はウッソが自分たちを求めてここに来るだろうことを予測していた。すなわち偶然に見えるカサレリアからジブラルタルまでの旅は仕組まれていたと見ることもできる。ウッソは母を求めて三千里どころではなく遠隔操作されているのだろうか・・・


濃すぎる15分

一方滑走路ではザ軍と引越公社がもめていた。手前のチリ毛の男は引越公社の人間である。ファラとメッチェはいかにも簡単にかけるアニメ顔なのに対して地球の人々は総じて濃く描かれている。これはVガンダムのキャラ設定がちゃんと生活環境や人種や文化まで考慮されて作りこまれているためなのでそのへんも注意して見て欲しい。


濃すぎる15分

クロノクルとメッチェの対比は興味深い。ザンスカール帝国はサイド2(ジオンのあったサイド3とは月を挟んで反対側)に存在するが、クロノクルの出身地は貧民窟で有名なサイド1。彼が女王マリアの弟でありながら大切にされているのか馬鹿にされているのかわからない扱いを軍内で受けるのは必見。


濃すぎる15分

このカットでややファラとメッチェの立ち位置が近すぎるのではと気付く。まぁ二人は出来ているのだが次回に向けての伏線としてはあまりにも一瞬のほのめかしで頭が下がる。


濃すぎる15分

そこにアホのリガミリティア(飛行機は引越し公社に偽装しているのにガンイージー丸見えで)着陸してくる。当然ザ軍は怒る。なんでガンダムチームは外に置いてきたのに、こいつらがそのまんまやってきたのかはとうとう分からないがこの結果はもちろん戦闘に発展する。


濃すぎる15分

ファラたちの所にウッソが来る。走り来るウッソを捕まえようとクロノクル飛びかかるが一発でかわされる。空をつかんで四つん這いになるクロノクルの後ろ姿が愛しい。


濃すぎる15分

引越公社の輸送機(偽装した連邦軍機だが)からじゃかじゃかと出てくるリガミリティアのガンイージ(しかもザク色)。これはもうジブラルタル占領ではないだろうか。


濃すぎる15分

戦闘は避けられなくなった(自分たちのせい)のでウッソは外に停めてるガンダムまでマヘリアのガンイージで運んでもらうことに。ここで重要なこのカット。コックピット内にバックミラーが貼ってあるのだ。これは以前の回でウッソが手鏡で後ろを見ながら戦闘していたことがあった。このときVガンはバックミラーの機能ないんかい!?と論争になったがガンイージにもないし、所々でこの描写がわざわざ枚数を掛けて行われていることを考えるとリガミリティアのMSにバックミラー機能が付いていないのは富野由悠季の確信犯であることに間違いない。ここからは私の推測だがザンスカール帝国軍MS以上の機動力や火力を有するリガミリティアのMSだがそのためパイロットの居住性や安全性を犠牲にしているのではないか。日本軍のゼロ戦は高機動・長距離飛行を誇ったがパイロットの防弾と疲労は全く考慮されていなかった。他にも高高度用の酸素ボンベを載せると機が重くなるので高山に登って体を慣れさせろ、などという例もある。ちなみにガンイージーには脱出機構がついておらずそのためシュラク隊はガンダムチームより圧倒的に死亡率が高い。一方ザンスカール軍のMSには脱出装置がついていてこのためルペシノはなんども脱出して命拾いしている。シュラク隊の隊長オリファーは『シュラク隊が集められた時からこのこと(死ぬこと)は決まっていただろうが!』と隊員たちに訓示するシーンが以前にもあった。このようにVガンダムは小さな情報が積み重なって大きな恐怖を浮き上がらせてくるようなちょっとしたテロである。


濃すぎる15分

オリファーもガンダムを取りに戻らねばならないがその方法は相当無茶であった。ガンダム(飛行形態)にぶら下がっていこうとする。そのガンダムに乗っているのは婚約者のマーベットなので、ここにまた男女の匂いを感じずにいられない。


濃すぎる15分

オリファーは幸か不幸か海中に三秒ほど沈み、また上がってくるが水圧で外れたメガネがジャケットのポケットに引っかかっている。これを確認するのにコマ送りを駆使したが肉眼で確認できる人はよほど目が良い。水中で片手でも離していたら死んでいただろうからメガネは偶然引っかかったものだと思うが、そうでなければのちの戦闘に非常な困難をきたしたろう。


濃すぎる15分

そのころウッソはマヘリアのおっぱいバッグの中にいた。救いのあるシーンに見えるが全ては地獄への招待状に過ぎない。


濃すぎる15分

とここで15分経過。これを書くのに数時間かかったのは言うまでもない。



近日出演予定

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【旭堂南半球のガンダム講談会】~第2回神戸方面軍~

日時:2010年8月7日(土)開場15:00 開演15:30
料金:大人1500円 大高中学生1000円 小学生以下500円 (当日券のみ、ワンドリンク付)
出演:旭堂南半球 旭堂南陽
内容:旭堂南半球によるガンダム講談と旭堂南陽による古典講談、他
場所:神戸元町プラネットアース(JR・阪神電車『元町駅』より高架下商店街を西に徒歩5分)

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【旭堂南半球のガンダム講談一年戦争(完全版)~ジャブローの章~】

ワッハ上方が来年から改装工事に入るため、来年からゲリラ戦に移行いたします。
さよならワッハ上方!ご予約1800円のところ1500円のご奉仕。

日時:8月14日(土) 18:30開場/19:00開演
場所:ワッハ上方4F 『上方亭』
(大阪市中央区難波千日前12-7 YES・NAMBAビル4F なんばグランド花月の向かい。ジュンク堂ビルの4F)
会費:予約 1500円 http://form1.fc2.com/form/?id=454155
    当日 2000円
演目:
ガンダム講談
『キャメル艦隊の最期』
『六州沖のコンスコン』
(新)『宇宙の海兵ゼーゴック』

古典講談(旭堂南陽)
全滅先生コンスコン(∀若林)
赤鼻先生のガンダム美術教室(岩橋赤鼻)

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【第13回大阪ガンダム学会~第8回Vガンダム研究会~】

日時:9月6日(月) 開場19:00/開演19:30
場所:なんば白鯨(大阪市中央区千日前2-3-9味園ビル2F 味園ビル隅の妖しげなスロープ上って通路奥右)
会費:1500円(1ドリンク付)



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