七井コム斎の公式HP 『講談公国』

七井コム斎の公式ネットショップ オデッサ

2011年09月14日

ドゥカー・イクに関する大いなる誤解

以下の文章は大阪ガンダム学会のVガンダム研究を通じて私七井コム斎が悟るに至った事をまとめたものです。


Vガンダムのドゥカー・イク少佐といえば『地球をバイク乗りの楽園にするために!』とか『バイク魂を見せてやる!』などの名言珍言を口走りながら死んでいったイカれたおっさんというイメージでしょうが、果たして皆さんその程度のガンダム理解で死んでいって悔いはないものでしょうか?

彼は”地球主義”だの”宇宙主義”だの”ニュータイプ主義”だのとのたまってきたガンダム世界に”バイク主義”という新たな価値観を提案した偉大なる思想家というのはとんでもない間違いです。

そもVガンダムにバイク戦艦だのバイクMSだのというものが出るハメになったのは当時サンライズを買収したバンダイ上層部のゴリ押しによるものだという風説があります。が、これも間違いです。

いろいろな資料を調べると、当時バンダイ上層部は富野を呼びつけて『おいこら戦艦を出せ、もっとヤマトみたいなごっつい戦艦をよぉ!でないとお前この仕事から下ろすぞ』と脅され『じゃあ、戦艦がバイクになってもええってか!?』と富野が返したところ『かっこいいじゃないですか』とバンダイの上層部が受けたという。

つまり富野は最初から『バイクは出す!』と決めていたわけでバンダイのゴリ押しでバイクが出ることになったわけでは断じてないんです。
(これを立証する他の資料もありますが長くなるので割愛)


では富野監督がそうまでしてバイクで表現したかったものは何なのか?

いなくてもいいと思われてきたドゥカー・イクには実は物語上非常に重要な役割があるのではないか?

皆さん、

バイクとは何か?

それを考えてください

バイクには1Gの重力が必要です。月の1/6Gではフワフワして気持ち悪いだけです。

バイクはどこまでもまっすぐに走りたいものです。狭いコロニーの中で同じところをくるくる回ってなんの花見が咲きましょう。

バイクはガソリンエンジンであって欲しいものです。これまたコロニーの中では絶対に走らせられません。


つまりバイクは”地球でしか楽しめないもの”です。

”バイク乗りの楽園”というバイク乗りでも思いつかないユートピア思想は宇宙に住むスペースノイドの気持ちになって考えれば何の不思議もない願望ではありませんか!


だからドゥカー・イクは”地球に帰りたがる宇宙民の象徴”であり

ガンダムの伝統にのっとって言うと”地球の引力に魂を引かれた人々”そのものなのです

そういう人々は黒富野時代には粛清の対象となります


おそらく富野監督は他にも”サーファーの楽園”とか”釣り人の楽園”とか”ハンマー投げの楽園”とかを作ろうとする地球に魂を引かれた人々を考えていたはずです。

そういえばドゥカー・イクはなぜか水中型MSに乗る回があるのですが、地球大好きな彼の趣味から考えればスキューバダイビングを本物の海で楽しみたいという夢を軍務の中で叶えたのかもしれません。


このような地球大好きスペースノイドといえばあのお方を思い出さずにいられません。

そうです。マ・クベ大佐です。壺の人です。

彼はジオン随一の地球通で、彼の愛する壺は地球の土からできていました。彼の愛機のギャンも陸戦用です。


もとい

昨日の記事でも触れましたが、Vガンダムのザンスカール軍には明らかに地球に帰還して定住しようという意志のある人々が描かれています。

その代表格がこの人なんでしょう。

二度にわたる地球降下作戦で真っ先にバイク戦艦を駆り地球を走りまわったこのおっさんの夢はいい所まで行っていたようなんですが

そのころ本国ザンスカールでは地球人類を全滅させる計画が進んでいたのです

つまりバイク乗りの楽園が成就しても結局はまとめて粛清されてしまうという

なんて恐ろしいアニメなんでしょう


このことを踏まえた上で悪い冗談みたいな軍事行動『地球ローラー作戦』を総括してみようと思いますが

続きは次回に

カサレリア



宇宙市民自由放送チャンネルZHKは毎晩24時から以下のアドレスで絶賛放送中

http://www.ustream.tv/channel/zhk


作戦計画


ーーーーーーーー

【七井コム斎のガンダム講談乙の参】

日時:9月17日(土) 18:30開場/19:00開演
場所:ワッハ上方4F 『上方亭』 大阪市中央区難波千日前12-7 YES・NAMBAビル4F
地図:http://bit.ly/kxO5dX
会費:予約 2000円  当日 3000円 18才以下無料
ネット予約:http://bit.ly/g9uQw7(前日まで)
出演:七井コム斎 岩橋赤鼻 コンスコン若林
演目: Zガンダム講談『ルナツー砦のライラ・ミラ』『月の商人ウォン大人』他

ーーーーーーーー

【ガンダム講談会ナゴ・ヤー方面軍フレグラ高架作戦2】

日時:9月25日(日) 15:00開場/15:30開演
場所:Bar FRESH GROUND (名古屋市中区新栄3丁目21-39JR高架下)
会費:予約2000円 当日3000円 18才未満無料
ネット予約:http://bit.ly/m4a8nj(前日まで)
電話予約:090-4499-2316(前日まで)
出演: 七井コム斎 演目:ガンダム講談『ガルマ親王の討ち死』他

共同作戦
”ガンプラマイスター”リョータのガンプラ展示会  13:00〜15:00(展示会のみの入場はできません)


ーーーーーーーー

【第26回大阪ガンダム学会~第21回Vガンダム研究会~】

日時:10月9日(日) 16:00開場 16:30開会
場所:なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9味園ビル2F 味園ビル隅の妖しげなスロープ上って通路左)
地図:http://bit.ly/fzCcO9
会費:1500円(1ドリンク付)

研究テーマ 第41話『父の作った戦場』 第42話『鮮血は光の渦に』
ーーーーーーーー

【第27回大阪ガンダム学会~第22回Vガンダム研究会~】

日時:11月6日(日) 16:00開場 16:30開会
場所:なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9味園ビル2F 味園ビル隅の妖しげなスロープ上って通路左)
地図:http://bit.ly/fzCcO9
会費:1500円(1ドリンク付)

研究テーマ 第43話『戦場の彗星ファラ』 第44話『愛は光の果てに』


同じカテゴリー(ガンダム研究)の記事画像
ガンダム研究『コックピットに映るカクカクの宇宙』
着替えるガンダム〜ディアナ・キエル編
Gの七メンドクサイ〜ディアナとキエルの見分け方
ビグザム量産の暁はウォドムである
ガンダム模写
ウッソを遠隔操作するもの
同じカテゴリー(ガンダム研究)の記事
 ガンダム研究『コックピットに映るカクカクの宇宙』 (2014-09-12 20:29)
 着替えるガンダム〜ディアナ・キエル編 (2014-06-26 19:38)
 Gの七メンドクサイ〜ディアナとキエルの見分け方 (2014-06-25 15:21)
 ビグザム量産の暁はウォドムである (2014-06-23 19:22)
 ガンダム模写 (2011-10-21 03:53)
 ウッソを遠隔操作するもの (2011-09-21 21:10)

この記事へのコメント
93年には否定的だった地球の引力に魂を引かれた人々=故郷に帰りたがる人々が、02年のキングゲイナーではエクソダスという社会現象として肯定されるようなったという冨野監督の変化は興味がそそられますね。
99年のターンAではまだ、ムーンレイスにとって自然な欲求ではあったが戦争のきっかけとなってしまうという、悲劇性を孕んだ扱いでしたが。
Posted by アジバ3 at 2014年06月21日 03:14
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。